お花とお金~花屋の経営~

ラフルールには花屋開業コースなど、起業を目指す方のためのカリキュラムもあるので、お花教室にはそういった夢がある方が多く通ってくださっています。

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そんな中で色々話していると、「生花は腐るので、まずはドライフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)から商売を始めてみようかな」といった話を聞くことがあります。

目次

誰のために花の仕事をするのか?

日持ちするドライフラワーやアーティフィシャルフラワーを商材として扱いたい。その気持ち、すごーくよく分かりますよ(笑)腐らないから扱いやすいということでしょうね。 だけどちょっと待って。それって、こちらの都合なんですよね。

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自分発信より、お客様発信を受けとる方が上手くいく

腐らないドライフラワーや造花のほうが花屋は仕事しやすいから?在庫管理しやすいから?利益確保しやすいから?

これってそもそも商売を始める動機がもうズレちゃってる。。。これ、昔の私です。だからよーく分かる。もう心の奥がチクッとする。あの頃の上手くいかなくて、お先真っ暗だった頃を思い出します(笑)

今ならよく分かる。なんでお店やってるのに「売れない」「お金が足りない」「いつも資金繰りに追われてる」のか。

そりゃあなた、誰のために仕事してんのよ。ってことです。大好きなお花で仕事をしていくと決めたまでは良かったけれど、その大好きな花で「喜ぶ人」を増やしていけばいいだけなのに、なにをまず自分に都合のよい方法でやろうとしてるのよ、ってことです。

気持ちは分かるけど、それをやると上手くいかないし、自分もつまらなくなります。何のためにこの仕事やってるんだろ???って。ちなみに昔の私は「経費のため(家賃、人件費)」に仕事してました。ホントつまらなそうでしょ(笑)

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好きなことを仕事にした人

私たち、好きなことで起業したタイプの人間は、自分の好きなことで誰かを喜ばせるアイデアならいくらでも思いつきます。お客様と接していくなかでニーズを知り、それなら「こんな商品作ったら◯◯さんが喜ぶなあ」とか、「こんなサービス始めたら◯◯さんが喜ぶなあ」とか、「こんなコース作ったら◯◯さんたち助かるだろうなあ」とか、いくらでも思いつく。

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そうやって自分に出来ることで、誰かを喜ばせていけばいいだけ。それならいくらでも思いつく。だって好きなことを仕事にしたのだから。そういうのだけは我々得意なはず。

自分の商品やサービスで喜ぶ人を増やしていけば、お金って入ってきちゃう。だってサービスを提供した時にお金と対等に交換しているだけだから。

誰のために仕事をするのか?

自分(経営者)やスタッフにとって都合がいいものを提供するのではなく、大好きなこの仕事で喜ぶ人の数を増やすだけ。

どんなことで喜んでくれるのか?どんなサービスがあれば「助かるわあ」と言ってもらえるのか?

それはお客様とお喋りしたり、お客様を見ていれば自然と教えてくれます。どんなことに困っているのか、どんなことで癒されるのか、どんなことを必要としているのか。なぜうちの店(商品やサービス)を使ってくれているのか。

自分(経営者)の都合で商品やサービスを作るより、お客様の発信を受け取って商品化していく方が早いし、喜んで買ってくれます。

起業する時には、この点をくれぐれもお忘れなく。

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経営に必要なこと

「自分に出来ること(大好きなこと)で誰かを喜ばせる」というのは、つまり自分の商品やサービスで喜ぶ人の数を増やしていくこと。

まずそこが決まったなら、次はそれを多くの人に知ってもらう(使ってもらう、買ってもらう)ために、【仕組み作り】が必要になります。

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仕組み作りは面白い

仕組み作りは、【ツールとセリフと行動】の3点セットで作っていくのですが、この作業はまるでゲームみたいに面白いところです。この点は、経営·プロコースの中にある「風の時代のマーケティング講座」で詳しく触れていきます。

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私が起業したのは2003年で、かれこれ20年ほど経ちましたが日々課題に取り組みながら新しい景色を見続けています。

ちなみに21年目の今、ラフルールが挑戦しているのは「組織経営」についてです。これまでは店主とスタッフ数人でやってきたので、組織って感じではなかったのですが、関わる人数が増えた今、正直分からないことばかりです。

組織化なんてやったことないから不安だなぁ、どういう仕組みを作ればいいのかね??など、日々挑戦が続いています。今年はかなり自分自身に負荷がかかるなあ(笑)と覚悟して取り組んでいます。

だけどこの壁を越えたらまた新しい景色が見れると確信しています。 

私にとっての経営は、トライ&エラー&チャレンジ&時々挫折、の繰り返しで、まるでずーっとずーっと「夏休みの自由研究」してるみたいです。

つまり、

経営って楽しいです。

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広告戦略をやってみる

SNS(ラフルールはInstagramとFacebookだけ)のビジネスアカウントでは「広告」を出すことができます。
1日当たりの予算(100円台から指定できます)と、掲載期間(ラフルールはだいたい3日~1週間程度)や、オーディエンス(顧客層)を指定できますので気軽にできてとっても便利。
実感としては、フォロワーが多少増える、申し込みも多少入るといったところ。

今年ラフルールはもう少し本格的に広告戦略というものをやってみようと思い、今、グーグル広告のPmaxや検索広告などに取り組んでいます。グーグルの広告チームがオンラインでコンサルもしてくれるので、まったく分からない状態から効果的な広告に育てていっている最中です。
この広告戦略については、まず私自身がしっかり理解できたら、また続きを書きたいと思います。
それまで少々お待ちください。。。

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この記事を書いた人

Flower Shop&Lesson
今村 奈美子

プロフィール

有限会社ラ・フルール代表取締役
2003年8月   29才の時に創業。
横浜市港北区大倉山に「花屋&カフェ ラプティフルール」として、複合型ショップの運営を始める。「花屋&カフェ」のカフェ部門では飲食の提供にとどまらず、地域に住む女性を中心とした起業のための勉強会「おうち起業家ビジネスサロン」を定期的に開催したり、「開業のためのお試しスペース・大倉山TinyRoom」で起業支援を行う。また、地域の各店舗とサービスをリンクさせる「ご近所デリプレート」をメニュー化することによりお客様が地域で循環していく「リンクと循環」の仕組みづくりに力を入れる。地域の人と店舗、また店舗同士がつながりあうことで、安心して楽しく暮らせる街づくりに貢献。

生花販売部門では独自のサービス「モテ花(記念日事前通知サービス)」などをきっかけに個人顧客・法人顧客ともに新鮮なお花のみを使用したフラワーギフトの提供を行う。また、「フラワーアレンジメント教室」では独自のメソッドに基づき「お花のある暮らしを楽しむ」「勘が良くなる」ためのスキルが身につくカリキュラムはもちろんのこと、マーケティングの観点から経営力を養うためのプロ育成カリキュラムも好評。お花教室ではのべ550名の生徒に,マーケティング講座ではのべ1000名の生徒に教える。

2020年4月横浜市金沢区福浦に移転。花屋&お花教室ラフルールを運営。
趣味のお花教室からプロ育成まで様々なコースを作り、直営教室の開講や花屋開業支援を行っている。
毎年お花に関わる仕事で独立・開業する卒業生多数を輩出している。

講義・講演実績

2021.6 関東学院大学 経営学部「マーケティングの構築」
2020       エポキシアート協会にてマーケティング講座を開始
2019.9    神奈川県中小企業家同友会小田原支部例会「人手不足からの経営危機!徹底的な仕組みづくりと地域の活用」
2019.7 日アフリカビジネスウーマン交流セミナー「女性起業家ネットワークの取組み」
2019.5 関東学院大学 経営学部「マーケティングの構築」
2019.1 青葉区あおばdeスタートセミナー「リンクと循環による地域活性化の取組み」
2018.10 東京都中小企業家同友会あきない塾「好きな事で儲けるための5つのステップ」
2018.6 関東学院大学 経営学部「マーケティングの構築」
2018.6 神奈川県中小企業家同友会北地区例会「知力を発揮する経営の実践」
2018.4 横浜市企業経営支援財団IDECウーマンビジネスポート「経営知識ゼロからの起業」
2018.4    神奈川県中小企業家同友会合同入社式講演「社会人として第一歩を踏み出すあなたへ」

以下、年代省略

千代田区男女共同参画センターMIW「これからが人生本番にしたい方のキャリアデザイン講座」
豊島区「女性のための起業塾」
WHAISランチラボ「頑張るの本当の意味を知って人生が変わった」
横浜市女性起業UPルーム「女性のための起業準備」
大倉山ビジネスサロン
「パワースポット大倉山!地域コミュニティの女性オーナー4名が語る 大倉山発!コミュニティビジネスの作り方」
「花屋カフェが地域から発信!付加価値が利益を生む 【Happy】が循環するビジネスモデルの作り方」

等多数

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